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大事な妹

  • Posted by: 涙脆い管理人
  • 2013年7月 9日 15:37
  • 人間関係

去年の12月一人の女性が亡くなった、親族でもない、彼女でもない女性。
いま思うときっと好きだったんだと思う、言い出せなかったよ。
まるで妹のような人。
出来るなら会いたい。

そのこは行き付けの居酒屋の娘だった。
25歳でおれより5歳年下だった。
知り合ったのは5年前、飲みにいくとかわいい笑顔で迎えてくれる子だった。
お店が終わっても、二人で違う店でいろんな事笑ったり泣いたり話し合った。
休日には暇があれば一緒に洋服買いに行ったり、お台場行ったりして楽しくはしゃいでた。

身体の関係にはならなかった。
おれには妹はいないけれど、まるで肉親と同じような感覚で、向こうもお兄ちゃんと慕ってくれた。

「彼氏が出来たから、お祝いで飲みに行こう!」

と言い彼氏と三人で飲んだこともあった。
彼女は笑顔で

「私のお兄ちゃん!悪いことしたらこの人に言うからね!」

と恥ずかしそうに笑って言ってた。
そして、12月の寒い夜、彼女は変わり果てた姿で病院にいた。
彼氏とバイクで事故を起こした。
彼は死亡。
彼女は重傷で、今夜が山だと医師から言われた。
しかし、神様は微笑まなかった。
目をうっすらと開けると、

「あ~お兄ちゃん・・・また・・・。」

そこで言葉は途絶えた。
機械はピーってなりつづけ、医師があわただしく入ってくる。

おれは手を握って叫んでた

「またお台場いこうな、また行こうな、だから・・・目を。」

言葉にならなかった。
手に力はなく離すとだらりと垂れる。
魂を分けてあげたかった
医師は何も言わず、蘇生措置は簡単に終わった。
映画で見る電気ショックなんてしなかった。
それやれば、映画のように生き返ってくれると思った。
医師に

「電気ショックの方法でしてください!」

と頼んだが、ダメだった。
床にへばりついて泣いた。
手を握りながら鼻水も何も関係なく泣いた。
まだ暖かい手を握り、顔を見ると少し笑ってるように見えた。

一晩中泣いた。
これほど涙が出るのかと思うほど泣き、彼女のことが好きだった自分に気づかされた。
あれからまだ少ししか月日が経ってない、もうお店には行けないよ。

俺の顔見て、お父さんやお母さんが君を思い出しちゃうからね。
二人で撮った写真君との思い出での宝物だよ。
こんな寒い夜はいつも空を見上げてる。
下向くと涙がこぼれちゃうからね。

でも俺、がんばって生きてゆくよ。
暖かい心をありがとう。
安らかに眠ってよ。
あと何年かは解らないけど、俺が天に召されたら会えるよね。
あの時いえなかった

「また・・・。」

の続、聞かせてよ。

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