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こんなにうれしいことがたくさん、一日に起きるなんてもったいない!

  • Posted by: 涙脆い管理人
  • 2014年3月 3日 17:06
  • 全般

5年くらい前に俺の弟は、嫁さんと当時一年生だった姪っ子を残して死んだ。
それで義姉は姪っ子を連れて実家に帰ってたんだけど、こないだ親子揃って家に来たから、両親も俺も、もう大歓迎だった。
義姉は、ピアノを教えたりコンビニで働いたりでなんとか食っていて、姪っ子も明るかったもんだから、そのとき俺は気付かなかった。

俺は休みの日、姪っ子に

「おじさんとデートしようよ。」

と誘った。

「欲しい物はなんでも買ってやる。でも車とかいうのはなしだぜ?」
「行きたい所に連れてってやる。でもハワイとかいうのはなしだぜ?」

俺がふざけて言うと姪っ子はケラケラと笑った。

その日は早起きして、渋谷まで「スパイダーマン」を観に行って、それが終わったらお昼に鯨料理を食べさせて、その足で原宿へ行った。
正直俺も原宿なんてよく知らないんだけど、姪っ子に言った。

「なんでも買ってやるからな、欲しい服選びな。」

真剣な目で吟味する姪っ子の横顔は俺のバカな弟に似てた。
そして、いくつかの気に入った服をけなげに迷ってるありさまがいじらしくて、びっくりさせたくて俺はその服を全部レジに持って行った。
はっきり言って韓国あたりに旅行に行けそうな合計額になったけど、俺は涼しい顔でカードで払った。
もちろん冬のボーナス一括払いだ。
両手一杯の紙袋を持って

「うれしい、うれしい。」

と何度も繰り返す姪っ子に俺は照れくさくって

「大事にしろよぉ??!!」

などと子供相手に悪態ついた。
だが次の瞬間姪っ子の言った一言で、俺は照れくささなんか吹っ飛んで、往来で涙が出てきてしまった。

「こんなにうれしいことがたくさん、一日に起きるなんてもったいない!」

もったいない、か・・・姪っ子があまりに明るかったから気付かなかった。

きっと色々あるんだろう。
母親が忙しくて、寂しくて、やるせなくて、六年生の心の中にしまい込んで我慢していることが。
本当は教育上よくないんだろうけど、たまにしか会えないからな、おじさんは、お前の父さんと同じでバカだからな、こんな愛情表現しかできない。

「疲れてないか??そうか、よし!これからディズニーランド行くぞ!!!」

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