Home > 人間関係 > 吉原で体験したこと

吉原で体験したこと

  • Posted by: 涙脆い管理人
  • 2011年10月 2日 16:37
  • 人間関係

数年前、漏れが吉原で体験したこと。

入店して待合室に通されると、オバサンが数人の客と話をしていた。
スポーツ新聞を読みつつ聞き耳をたてていると、

「全盲の息子が筆下ろしをしたい。」

と言うので付き添いで来たらしい。
オバサン(以下母)は色々心配事を口にしていたが、話し相手の客数人は

「大丈夫。心配しなくていいよ。」

となだめていた。
暫くたって奥から、白杖持った青年と姫が待合室にやってきた。
革靴はピカピカで、結構いい服をきている。
この日のために揃えてあげたのだろう。

母はソファから飛び出して姫と軽く会釈したあと、

「どうだった?いいこと出来た?」
「うん。よかったよ。このお姉さんのおかげで。」

実は姫を指差すつもりが別の方向だったので、姫が素早く指した方向に移動。
母は顔をくしゃくしゃにして泣きながら

「あんたよかったね~!!」

と背中を何度もさすっていた。
客も拍手したり

「よかったなあ。」

と激励していて、今まで無口だった893風の客まで立ち上がって、青年の肩をポンポン叩きながら

「あんたも一人前の男になったぞ。」

と祝福していた。
姫も感動して泣いていた。
実に素晴らしい光景。

涙腺の弱い漏れは新聞で顔を隠しながら泣いた。

関連する泣ける話・感動する話

コメント:0

コメントフォーム

Home > 人間関係 > 吉原で体験したこと

感動カテゴリ
サイト内検索
携帯用QRコード

携帯用QRコード

https://www.chatnavi.net/mobile/

携帯ではこちらからアクセスしてください。

Feeds
オススメサイト

山下一啓

大川大助

ページトップに戻る