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うだつの上がらない教師だった父

  • Posted by: 涙脆い管理人
  • 2011年6月23日 11:01
  • 全般

414: 10/26 15:19
父は中学の教師でした。
教師とはいえ定時には家に帰ってくるし、カメラや車の修理などの趣味のほうが熱心な、うだつの上がらない風の教師でした。
定年退職した後

「もう働きたくない。」

と、昼ぐらいに起きてきて趣味三昧!

そのころは毎日、車の塗装に精を出し、近所中にシンナーのにおいを充満させてました。
そこに目をつけた近所のシンナー中毒の不良ども。
ある日

「車の修理したいからシンナー分けて下さい。」

ってやってきました。
あんなのシンナー欲しいからに決まってる~。とっとと追い返せばいいのに!!
と、やさしく対応する父をばかじゃないの?と思いつつ影から見てました。

「そうか、そうか!」

と、昔の生徒が来たのでうれしそうに丁寧に対応する父。
不良たちを応接間に案内して、とても優しく修理や塗装の仕方を馬鹿丁寧に語ってました。
人の良い父をうまくだましてシンナーをもらいたい一心で、不良たちは延々とその話を聞くふりをしてました。

その話が半端じゃなく長かった!!
さすが元教師。
延々とものすごく丁寧にいつまでも語ってました。

そして、最後に

「方法はわかっただろう。シンナーは使わなくてもできるからね。」

と一言。

「は、はい・・・ありがとうございました・・・。」

と、不良たちは帰っていきました。

後から聞くと、はじめから不良たちの意図はわかっていたけど、そのまま返すのもなんだし、暇だったのでわざと難しく長々と教えたらしいです。

あまり尊敬してなかったけど、なかなかやるじゃん!と思った出来事でした。

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